NASDAQ100とは何か。NASDAQ市場の約7,000銘柄(2024年12月時点)のうち、金融業を除く時価総額上位100社で構成されている株価指数です。

NASDAQ100の構成銘柄には、世界をリードするIT系企業の銘柄などが多数含まれています。2024年12月13日、銘柄の定期入れ替えが発表され、マイクロストラテジーなど3銘柄が新規に採用されました。
採用数と同じ3銘柄が除外されており、市場関係者の注目を集めています。NASDAQ-100の詳細について詳しく解説します。
NASDAQ-100とは
米国株式市場の1つであるナスダック(NASDAQ)が算出・公表する株価指数です。NASDAQに上場する企業は、約7,000銘柄あります。時価総額上位100銘柄で構成されるものをNASDAQ100といいます。中身をみていくとハイテク・IT関連に特化していることがわかります。
まずNASDAQ100の中身を解説します。
組み入れ銘柄
投資銘柄数102組入資産ジャンル | 投資銘柄数102組入資産比率(%) |
情報技術 | 47.3 |
コミュニケーション・サービス | 13.9 |
一般消費財・サービス | 13.7 |
生活必需品 | 5.0 |
ヘルスケア | 4.5 |
資本財・サービス | 4.2 |
素材 | 1.2 |
公益事業 | 1.1 |
金融 | 0.5 |
エネルギー | 0.5 |
不動産 | 0.2 |
銘柄 | 業種 | 比率(%) |
APPLE INC | 情報技術 | 9.0 |
NVIDIA CORP | 情報技術 | 7.8 |
MICROSOFT CORP | 情報技術 | 7.5 |
AMAZON COM INC | 一般消費財・サービス | 5.5 |
BROADCOM INC | 情報技術 | 4.3 |
TESLA INC | 一般消費財・サービス | 3.6 |
META PLATFORMS INC | コミュニケーション・サービス | 3.0 |
ALPHABET INC | コミュニケーション・サービス | 2.6 |
ALPHABET INC | コミュニケーション・サービス | 2.5 |
COSTCO WHOLESALE CORP | 生活必需品 | 2.4 |
Rakuten楽天投信投資顧問【月次レポート】楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド 12月30日作成から引用
といったように、情報技術系に偏っているのが見てわかります。ただし、組み入れ銘柄を見ると非常に有名な企業であり安心感があるのではないでしょうか。
NASDAQ100の算出方法
NASDAQ100は、時価総額加重平均という方法で算出されます。時価総額加重平均は、対象となる全銘柄の時価総額を合計して、基準日の時価総額合計で割って算出します。
時価総額加重平均を用いることで、過去の時価総額から現在の時価総額がどのくらい成長したのかを把握できます。S&P500など様々な株価指数に用いられています。
NASDAQ100の価格推移
まずはこれを見てください。

基本的には右肩上がりではありますが、局所的に下落しているところもあります。
この期間の主な下落要因は以下の3つです。
- リーマンショック
- コロナショック
- ロシアとウクライナの関係
ちなみに、1985年~2023年の38年程度のチャートにおいては、S&P500と比べ約5.7倍の成長をしているという驚異のデータです。最強と呼び声の高いS&P500の指数をここまで上回っているのです。
これだけ見ると、NASDAQ100最強じゃないかと思いますよね!!
NASDAQ100の注意点
あくまでも、これまでは調子のいいNASDAQ100ですが、何個か注意点があります。
- コストが高い(オルカンやS&P500に比べて)
- リスクが高い(オルカンやS&P500に比べて)
- 歴史が少し短い(オルカンやS&P500に比べて)
3つ注意点がありますが、言うても最強達に比べてやや分が悪いといった形です。
ただ、それを上回るリターンをこれまでは叩き出しているということです。
じゃあどうするか
コアはオルカン・S&P500、サテライトはNASDAQ100とかでもいいかもしれません。正直この3つのファンドを混ぜてもリスクとしては下がることはありません。ほぼ、同じ動きをしますので、リターンが混ぜた分の平均になるだけです。
思いとしてはNASDAQ100は、リターンがあがればいいなーというロマンの商品かと思います!!
10%~30%NASDAQ100買ってみるのもいいかと思いますが、合理的にいくのであればオルカンのみ、もしくはS&P500のみのほうがいいかもしれません!
イェイイェイ
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